今年の秋冬は、去年と比べてお肉がスーパーで売れていません。
そのため、私を含め多くの肉業界の人間は苦しい状況です。
会社に勤めている人なら、肉業界の人も去年の販売金額を超えることが目標となっていることはわかっていただけると思います。
私たちは、なかなか目標達成ができず苦しいのです。
では、何故今年はお肉が売れないのでしょうか?
目次
肉業界は10年間追風だった
数年ぶりに肉業界に逆風が吹いております。
実は、肉業界はこの10年間ずっと追風でした。
日本人の食生活は、まだまだ魚食から肉食への流れがあります。
というのも、魚中心の食生活を送っているのは、高齢の方が多いです。
50歳より若い世代は、肉中心の食生活のため時代が流れれば流れる程日本人全体の肉食化が進みます。
とくに最近は肉ブーム
さらに、ここ最近は「いきなりステーキ」「熟成肉」など肉関連のブームが常に起きています。
去年は肉の永遠のライバル魚で問題があった
去年は魚業界にアニサキス問題という強烈な逆風が吹いていました。
アニサキスという生魚やイカに付着している寄生虫を、食べてしまい腹痛に襲われる事故が多く発生しました。
その結果、魚を買うのをやめてお客さんが肉を買うという追風があったのです。
人の噂も75日
アニサキス問題もすっかり収まった今年は、魚の販売が好調です。
去年魚を控えて肉を買っていたお客さんが、いつも通り頻度で魚を買っているのでしょう。
去年アニサキス問題で、美味しい思いをしていた肉業界が1年以上たった今その反動を受けているのです。
まとめ
・2018年の秋冬はお肉が売れていない
・肉業界は10年以上順調に伸びてきている
・理由は、日本人の肉食化が進んでいる。また、肉ブームが最近良く起きる
・去年は、アニサキス問題が発生して魚を控えて肉を買ったお客さんが多かった
・アニサキス問題も1年以上たち沈静化して、魚を買うお客さんが戻ってきた。逆に肉が売れない
肉業界では当たり前の話ですが、業界外の人にとっては「へぇー」となる内容かもしれないと思い共有させていただきました。