実は、趣味でカヌーやカヤックを15年以上続けています。
川での救助資格(SRT1)を保有していたこともあります。(2年間で資格保有期間が切れるため、今は保有していません)
毎年夏になると、残念なことに川や湖で人が亡くなる事故が起きています。
私たち水遊びに馴染みのあるものからすると9割以上の事故は防げるなと思い毎年残念な気持ちになります。
川や湖の事故は、知識を身につけて準備をすれば簡単に防げるのです。
是非とも川や湖でのレジャーを考えている方は参考にしていただけたらと思います。
目次
なにはともあれライフジャケットを着用
水難事故はライフジャケットを着用していれば防げます。
なので、ライフジャケットを着用して水辺や水の中に入ってください。
この記事で言いたいことの9割はこの2行です。
ライフジャケットなんてどこに売っているの?
少し水遊びをするだけでライフジャケットをわざわざ買うなんて面倒。
といった気持ちはわかります。
でも、川や湖は人の命を簡単に奪います。ベテランのカヌーイストやカヤッカーですら亡くなることも珍しくありません。
実際この10年で見ても2年に1度程度の頻度で腕に覚えのあるカヤッカーが日本で命を落としています。
ライフジャケットを着ることが面倒ならば、川や湖には足を踏み入れない方が良いです。
なんで川で溺れてしまうのか?
川は泳ぐのに適した場所ではないです。それは流れがあるからです。そして深さもまちまちだからです。
場所によっては、川底へ向かう流れもあります。そこに入ってしまえば川底へ引き込まれてしまいます。
もっと恐ろしい循環している流れもあります。滝や堰堤の直下にできる流れですが、そこにはまって仕舞えば命を落とす可能性が高いです。一緒にカヤックをしている友人がはまってしまったことがあります。
もちろん友人はライフジャケットを着用していましたが、自力での脱出はできませんでした。私たちが乗るラフトボート(大きなゴムボート)で近づいて、なんとか救助することができました。
今考えても冷や汗がでる経験です。
川には、流れは強くても水深が10センチもないような場所や、1歩進んだだけで2メートルを超えるような水深の場所もあります。
もちろん水深のない場所ではどんなに泳ぎが上手でも泳ぐことができません。
川は泳ぐのにはとても不都合な場所なのです。なので、川のことをよく知らない人が川で遊んでいてアクシデントにあうと溺れる事故につながりやすいのです。
泳ぐことの難しい川では、ライフジャケットの浮力を利用して水面に浮くことが重要になります。
ライフジャケットについて
ライフジャケットの重要性はわかっていただけましたでしょうか?
でもライフジャケットはどこで、どんなものを買えば良いかわからないと思います。
ライフジャケットを買える場所
アウトドアショップのモンベル[モンベル - アウトドア総合ブランド]では、カヌー用品を扱うお店が多いので買えます。
また、カヌーショップでも買えます。
関東のカヌーショップ
アウトドアショップぱどる(埼玉 大宮)
カヌーショップタマゾン Webショップ(東京 奥多摩)
#スカイツリーカヌー | 都心唯一のカヤック・カヌー・SUP専門店[パドルクエスト](東京 押上 )
ネットでももちろん買えます。
お手頃価格のライフジャケットはこちら
ライフジャケットは高くない
ライフジャケットは、決して高いものではありません。7千円ぐらいからしっかりしたものが買えます。もちろん、お洒落なものや高機能なものでは5万円くらいする高価なものもあります。
決して安くはないですが、これだけの投資で水遊びで命を失うリスクがほぼゼロになります。
私の友人が溺れかけたような場所は一般の人が川遊びで行こうと思うような場所ではないので、皆さんが行くような場所であればリスクがほぼゼロになると思っています。
子供用のライフジャケットもある
子供を川遊びさせたいのだけどどうしたら良いのと思われているかもしれません。
最近は子供用のライフジャケットも充実してきています。
ただし、お店に売っていることは少ないので、ネットでの購入が現実的です。
オシャレなライフジャケット
ライフジャケットはダサいと思う方もいるかもしれません。
今はライフジャケットも様々なタイプがあります。値段はそれなりですが、オシャレなものもたくさんあります。
代表的なオシャレライフジャケットブランドのサイトはこちら
Best Life Jackets for Sea, Fishing & More | Astral PFDs
アストラルと言うブランドです。フリースタイルカヤッカーの間では最も人気があるブランドです。
川での泳ぎ方
ライフジャケットを着用していれば、ほとんどの場合安全です。
先程も書きましたが、川は泳ぐのに適していません。そのため、プールなどでの泳ぎ方とは異なる方法で泳ぐ必要があります。
川に落ちてしまった場合、泳いではダメです。仰向けになってただ浮かんでください。
下流に足を向けて、単に浮かぶこれが基本姿勢です。
あと心の持ちようとしては、とにかく落ち着くことです。とても難しいと思います。急に川に落ちてしまった時に平静でいるのは大変なことです。
95%以上の場合流れが激しい場所は、30秒もじっと流されていれば緩やかな流れになります。
呼吸をしようとしてもがくのはそれからで遅くないのです。
流れが激しいところで泳ぐことは、ただの体力消耗にしかなりません。人間の力では流れに逆らって移動することはできないのです。
湖は最悪の事態を想定して道具用意
流れのない湖でも命を落とす事故は毎年のように起きています。
低体温症といって水の冷たさによって体力を奪われ動けなくなることが原因です。
その結果、溺れてしまうのです。
湖で転覆する可能性がある場合は、泳いで戻れないほどの岸から離れてはダメです。
どうしても岸から離れたければ、フルドライスーツという水の中に落ちても身体が水と接しない特殊な装備を着用する必要があります。
フルドライスーツ
まとめ
川や川岸で遊ぶときは必ずライフジャケットを着用する
ライフジャケットは意外と安いし、子供用もある
川で万が一泳ぐ羽目になったら、落ち着いて単に浮かぶ