外国産豚肉を避けている方はまだまだ多いですが、実は気づかないうちに食べていることがあるという実態をお伝えしたいと思います。
むしろ、この日本で外国産豚肉を食べないで暮らせている人は奇跡に近いと思います。
えっ私は絶対食べないし、食べてないよという方ぜひ一読ください。
目次
豚肉の自給率
ではまず、自給率から調べてみましょう。27年度別食料需給表
食料需給表:農林水産省に載っています。
国内生産量 1,268(千トン)
輸入量 1,223(千トン)
量ベースの自給率 50.9%
そんなに、豚肉の自給率少ないのって思いませんか?私は初めて知ったときびっくりしました。
もっと言うと、日本の豚のエサはほとんどが輸入飼料に頼っていて約10%しか国産飼料比率はないようなので、エサの産地も含めて考えた実質の食料自給率は5-6%です。以前のブログ記事外国産豚肉って安全なの?どうして安いの? - ぶたぞーブログにも書いてあるので興味があれば見てください。
えっウソでしょ。スーパーではいつも国産しか買ってないし、私の周りも国産しか買わない人多いのになって不思議に思いますよね。
ウソでもなんでもないのです。私たちは無意識のうちに外国産の豚肉を食べているのです。
レストランやお弁当屋さんに産地の表示義務はないのです
これには、食品表示法を知る必要があります。
実は、産地を表示しなくてよい業態はたくさんあります。
まずは、外食産業です。定食屋さんやファミリーレストランなどの外食産業は、実は産地の表示が必要ありません。
もちろん、アピールしたい場合はメニューや張り紙に国産とか北海道産など記載をしてあります。
ただ、表示義務はないため外国産の豚肉が使用される場合は表示されないことが多いでしょう。むしろ、国産とあえて表記していないお店の多くが外国産を使用していると思います。
それは、仕入れの価格に大きな差があり(以前のブログ参照豚って相場品って知ってる? - ぶたぞーブログ)、表示をしないなら外国産を使用した方が儲かるからです。
総菜売り場も同様に、産地の表記が義務付けられておりません。いつも買っているトンカツだったり、お弁当屋さんのロースカツやヒレカツも産地表示の義務はないのです。
外食産業同様に安く仕入れるために外国産豚肉を使用しているところが多いです。
スーパーの精肉コーナーやお肉屋さんは、産地の表示義務があり、私たちも簡単に外国産豚肉を避けて購入することができます。
ですが、、、表示の義務のないレストランや総菜売り場、お弁当屋さんでは外国産豚肉を避けて購入することはほぼ不可能といっても良いと思います。
その結果、私たちは無意識のうちに外国産豚肉を食べているのです。だから、豚肉の食料自給率が50%程度しかないのです。
でも安心してください。外国産豚肉は安心です
でもですね。落ち込まないでください。外国産豚肉は危険なわけでも、品質が悪いわけでも、まずいわけでもありません。(以前のブログ参照外国産豚肉って安全なの?どうして安いの? - ぶたぞーブログ)
小学校や中学校で日本の自給率は低いと習った記憶があるかと思いますが確かに豚肉から見ても低いんだなと感じざるを得ません。
この記事が日本の自給率を改めて考えるきっかけや外国産豚肉について考えるきっかけになればうれしいです。