ぶたぞーブログ

みなさんに豚肉をおいしく、賢く食べていただきたいと思ってます。豚道の道のりはとてつもなく長そうですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

外国産豚肉の業界団体があるって知ってる?


どうもぶたぞーです。

外国産豚肉って、実は業界団体があって日本に豚肉を輸入してもらうために暗躍?していることを知ってますでしょうか?

今回は、そんな謎の組織を探って行きたいと思います。謎の組織気になりますよね。


今回は紹介したい組織は2つあります。一つはカナダポークインターナショナル(通称CPI)ともう一つは米国食肉輸出連合会(通称USMEF)です。

カナダポークインターナショナル(CPI)

ホームページカナダポーク 大自然がはぐくんだおいしい豚肉

それでは、早速カナダポークインターナショナルについてです。今乗りに乗っている組織です。実は、カナダ産豚肉(チルド)の輸入量は直近の6年で約2倍に増えております。


ホームページの紹介分を引用します

カナダポーク・インターナショナル(CPI)は、1991年に設立されたカナダ豚肉産業の輸出促進機関です。豚肉加工業者と輸出業者を代表するカナダ食肉協会(Canadian Meat Council)と、肉豚農家の全国組織であるカナダポーク協議会(Canadian Pork Council)が共同で運営しています。カナダは、100カ国以上の国々に豚肉製品を輸出している世界第3位の輸出国ですが、その中でも日本は、輸出金額でトップを誇り、カナダにとって最も重要な市場です。カナダポーク・インターナショナルは、日本市場でのさらなる認知度向上のためのスーパーマーケットでの店頭試食販売などのプロモーション活動や、業界向けのテクニカルセミナーなどを積極的に実施しています。2010年7月には、日本事務所を設立し、さらなる日本での地位確立と販売促進を目指しています。


まとめると、カナダの食肉メーカー、商社や養豚農家がお金を出して、日本で店頭試食販売の協賛をしたり、業界の人向けにセミナーをしたりしている組織ってことです。


具体的には、まず様々な豚肉レシピをホームページで公開しております。季節のレシピ | カナダポーク

しかも、このレシピで全国食肉学校の青木先生が監修されているレシピが多数ありますが、どのレシピも間違いないです。

はじめて青木先生のセミナーを受けたときに、プロの料理人は、こんなに簡単でおいしいレシピを考えることができるんだなと感動したことを覚えております。


他にも、スーパーなどにカナダポークシールやカナダポークの小さな旗といった販促物を配布しています。


カナダ大使館でカナダポークを紹介するレセプションを業界の人向けに行ったりしています。


米国食肉輸出連合会(USMEF)

アメリカン・ビーフ&アメリカン・ポーク公式サイト(米国食肉輸出連合会)

次にUSMEFについてです。ホームページの「わたしたちについて」を読むとこんなことが書いてあります。


ちょっと長いですが、全文を掲載します。

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、米国の畜産および食肉製品を国際的に広げるために米国の食肉関連企業および団体が設立した米国食肉業界の代表団体です。個々の商品や特定の企業を援助するのではなく、米国の生産/供給業界を代表して広く海外に顧客とのコミュニケーションの促進を図り、アメリカン・ミートをより多くの国の人々に紹介していくことを目的にしています。日本では、業界関係各方面や消費者に、アメリカン・ミートのおいしさを知っていただく機会を広げるために、さまざまな活動を行っています。

つまり、アメリカの食肉メーカーが共同でお金を出して、日本にアメリカの豚肉や牛肉をたくさん輸入してもらえるように様々な活動をしている組織ってことです。


具体的に何をしているかというと、業界の人向けに最新情報を伝えるための冊子を作成したり、お店で使えるPOPなどの販促物を提供したり、米国産の肉を試食販売するときに試食販売にかかるお金を援助したり、アメリカン・ビーフが当たるなどのキャンペーンをしたりと本当に様々なことをしています。


ちょうど、今時点だとアメリカン・ビーフ100kg山分けキャンペーン[アメリカン・ビーフ&アメリカン・ポーク公式サイト(米国食肉輸出連合会)]を実施中です。一説には、とても当たる確率が高いそうなので、興味があれば是非応募してみてください。

時々新聞広告などでもキャンペーンを宣伝していたりします。


また、この組織は歴史も古く米国の政府への影響力があり、TPP推進へ大きなプレッシャーをかけていたと言う話もあります。実際はトランプ大統領に潰されてしまいましたが…


前述のCPIに比較すると、資金力が豊富で食べログとコラボしてレシピシールを作成するなど新しいことをとても活発に実施中しております。


ただ、現状輸入豚肉の世界では、カナダ豚肉の勢いに押されてしまっており、少し苦戦気味な印象です。


今回は外国産豚肉の2大組織を紹介しました。我々食肉業界で外国産豚肉を売る立場だととても心強い味方です。

実際ほとんどの国は豚肉の販売を支援する組織がないです。例えばイベリコ豚はスペイン産ですが、スペインは日本に業界団体がないです。

その結果イベリコ豚ブームがひと段落した今、私たちは販売に苦戦していますし、業界団体からの支援もなくイベリコ豚の販売見通しはあまり明るくありません。


業界団体って言うとなんかよく分からないし、既得権益を享受している悪い組織ってイメージありませんでしたか?私にはありました。

でも、こと今回紹介した2つの業界団体は地味な活動を粘り強く行い外国産豚肉の良さを伝え、自国の輸出量を増やすことに貢献する極めて真っ当な組織です。まずは、皆さんCPIとUSMEFのホームページを見てみてください。
カナダポーク 大自然がはぐくんだおいしい豚肉
アメリカン・ビーフ&アメリカン・ポーク公式サイト(米国食肉輸出連合会)