ぶたぞーブログ

みなさんに豚肉をおいしく、賢く食べていただきたいと思ってます。豚道の道のりはとてつもなく長そうですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

試食を見つけたら食べるべし


今回は、スーパーなどでの試食販売の経験をして気づいたことを書いてみます。皆さん、スーパーで試食だけして買わないとなんか申し訳ない気持ちになりませんか?そのため、少し気になる商品であっても、きっと買わないから試食はやめておこうとなっていないでしょうか?私は実際に自分が試食販売員を経験するまでそう思ってました。私は肉の仕入れがメインの仕事ですが、今までに約10回試食販売を経験しております。そこで、今まで試食は食べる側だった私が配る側に回った時に気づいた意外なことがいくつかあります

まず、試食だけして買わないことは全然問題ないです。これからは、どんどん試食しちゃってください。なんで問題ないかと言うと、売る側の試食の目的はその場で試食してもらい買ってもらうことではないからです。できるだけ、多くの人にその商品を食べてもらって、美味しいと知ってもらうことが目的なのです。

皆さんに美味しいと認識してもらうことができれば、次回以降に来店していただいた時に買っていただける可能性が高まります。それで良いのです。そのため、試食販売をしていると誰も食べてくれないことが一番辛いです。せっかく焼いたお肉が冷めてしまいますので、自分で食べたり、お客様に冷めてるねと言われてしまったりと良いことがありません。「いらっしゃいませー」の掛け声が虚しく響きます。

試食販売員の方って何者かご存知でしょうか?私はスーパーの従業員さんがされているとずっと思っていました。確かにそういうケースもありますが、ほとんどの場合スーパーの従業員さんは試食販売をしません。試食販売は、試食販売専門の会社から派遣されたパートさんが行う場合がほとんどです。しかも、試食販売専門の会社はスーパーから依頼されて試食を行うのではなく、商品のメーカーから依頼されて試食を行うことが多いです。

商品のメーカーは先ほどお伝えした通り、今日の販売金額を伸ばすことに興味があるわけではなく、いかに多くのお客様に食べていただくかに関心があります。だから、試食販売員さんは試食を沢山のお客様に食べさせることができれば良いのです。そのお客様がその場で購入するかしないかは二の次なのです。

また、私たちのような仕入れやメーカーの人間が試食に立つ場合もあります。この場合も目的は当日の販売金額ではありません。お客様の生の声を知りたいのです。自分の仕入れている商品だったり、自分の開発している商品をお客様が食べてどんな反応を示すのかを知ることを目的としています。もちろん、様々なデータで商品の売れ行きなどは把握できすが、何でお客様が買ったのかや誰が美味しいと感じているかはわからないのです。実際、たくさんの高齢者の方が脂が多めの豚トロを美味しいと言っていただけたことがあるのですが、こちらとしては、脂の多い肉を高齢者の方が好んで食べていただけるイメージは全くなかったので驚きでした。また、実は簡単においしくできるローストポーク - ぶたぞーブログを店頭で紹介した時もちょっとした大道芸人かってぐらいお客様に集まっていただけ、関心の高さは想定を遥かに上回りました。

なので、試食をしていただいた際は感想を述べていただけたらとてもありがたいです。
以上、試食提供する側になって気づいたことでした。次回からは遠慮せずにどんどん試食して、おいしいとか、やわらかいだとか伝えていただけたらと思います。もちろん、その場で購入いただけたら大変嬉しいです。

まとめ

1、 試食はどんどんした方が良い
2、試食提供者は、その日に販売金額を伸ばすことが目的でない
3、たくさんの人に食べていただいて味を知ってもらうことが目的
4、お客様から直接声を聞かせていただくことも目的
5、たとえ買わなくても遠慮する必要はない