ぶたぞーブログ

みなさんに豚肉をおいしく、賢く食べていただきたいと思ってます。豚道の道のりはとてつもなく長そうですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

豚って相場品って知ってる?

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豚って相場品なんです。知ってましたか?

 

いつも買ってる豚肉は値段が変わらないんだけど、本当かなと思った方、鋭いです。

 

お肉屋さんやスーパーでは値段をほとんど変えないで販売しています。お客さんの生活必需品食料としての豚肉の値段をコロコロ変えてしまっては、買いにくい売り場になってしまうと考えて値段を変えずに商売をしているのです。

 

ただ、お肉屋さんやスーパーは豚肉をいつも同じ値段で仕入れている訳ではないんです。それは、豚が相場品だからです。実際、豚肉相場は簡単に皆さんも調べることができます。

 

全農ミートフーズ株式会社のHP(相場|JA全農ミートフーズ株式会社)や日経新聞のマーケット商品ページの下の欄で相場が確認できます。

 

それでは、5月8日の国産豚肉相場を全農ミートフーズ株式会社のHPを使って、確認してみましょう。

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まず、要点のみをお伝えします。まず、上から売立日ですが、ここでは5/2と書いてあるので、5/2の相場とわかります。

 

次に全農建値ですが、これは東京市場、さいたま市場、横浜市場の平均枝肉価格です。上/税抜き473となっておりますが、非常に大雑把に言うとこれが、5/2日の日本の豚肉の相場です。上とは豚肉の格付で、473はキログラム当たり473円と言う意味です。

 

専門用語がいくつか出てきて??と思われたと思いますので、もう少し詳しく解説します。

 

東京市場(とうきょうしじょう)とは、品川駅から徒歩5分くらいに位置する東京都中央卸売市場のことです。ここに主に関東圏で育てられた牛や豚が運ばれ、と畜され、セリにかけられます。同様に食肉卸売市場が日本各地に20箇所以上あります。

 

日本の食肉市場の中で規模の大きな東京・横浜・さいたま市場は、その平均枝肉価格が全国の豚肉価格の指標となっています。

 

この平均枝肉価格を全農建値と言ったり、3市場平均と言ったり、頭文字をとってTYS平均と言ったりします。

 

枝肉とは、尾、足を切り取り、皮や内臓を取り除いたあとの肉体のことです。

 

写真だとこんな感じ…

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 格付についてです。A5の和牛って聞いたことありませんか?この数字は5が最高で肉にサシがたくさん入っていることを示しています。

 

豚肉でも、見た目や肉質で、社団法人日本食肉格付協会の格付員の方が格付をします。ランクは極上、上、中、並、等外と5つあり、上以上は35%程度しか発生しないようです。

 

さて、ここまでで豚肉は相場品だったんだなってことはわかっていただけたと思います。でも、相場って馴染み無いですよね。

 

ただ、私たち食肉業界の人間は相場に大きく影響を受けます。直近3年間で見ると、最高値は2014年の6月666円で、最低値は2015年の10月461円です。

 

最高値は最低値の1.4倍以上です。相場が安い時は、いくら売っても会社の目標売上を達成できず上司に怒られてしまうのです(悲)。

 

 あくまで私の感覚ですが、550円を税抜きで超えてきたら高い、490円を下回ってきたら安いなって思います。

 

今度、豚肉枝肉相場を見てからお肉屋さんに行って「最近豚の相場高いわね」とか言ったら、お肉屋さんびっくりすると思います。お試しあれ。

 

豚肉相場の波にもみくちゃにされてきた私のことがわかる記事はこちら

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